
「サピの解説を読んでも、親のわたしがもう理解できない……」 「丸付けと、間違い直しの管理だけで、気づけば一日が終わっている」 「AIが便利らしいけど、子どもが”答えを写すだけ”にならない?」
こんにちは!「学びと住まいの研究所」所長のかまぼこです。
中学受験の丸付け、親が”AIに任せていい部分”と”絶対に任せてはいけない部分”があります。
我が家は息子二人のSAPIX伴走をなんとか走り切りましたが、後半戦でずっと私を苦しめていたのが、この 「親の丸付け・解き直し地獄」 でした。リビングに散乱するB4プリント、解説を読んでも噛み砕いてあげられない算数の難問、そして「ちゃんと復習させなきゃ」という焦り……。
そんな我が家の景色を少しだけ軽くしてくれたのが、Googleの無料AIツール 「NotebookLM(ノートブックエルエム)」 でした。
データ分析が本業の夫(ちくわ)が言うには——

……巷の生成AIは”それっぽい嘘”を平気でつく。中学受験のような「正確さが命」の場面では致命的だ。だがNotebookLMは違う。渡した資料の中身だけを根拠に答える設計だから、デタラメが混ざりにくい。中学受験と一番相性のいいAIだと言っていい。
とはいえ、AIは万能ではありません。任せていい仕事と、絶対に人間(プロ)が握るべき一線があります。この記事では、その両方を我が家のリアルな体験を交えてお伝えします。
この記事でわかること
- NotebookLMが中学受験の「どこ」に効くのか(他のAIとの違い)
- 我が家で効果があった、具体的な活用法5つ
- 使うための最初の一歩=資料のデジタル化のコツ
- 【最重要】AIに任せてはいけない「3つの一線」
- AI(相棒)と人間のプロ(戦略)の、かしこい役割分担
そもそもNotebookLMって何?中学受験の「どこ」に効くの?
NotebookLMを一言でいうと、「自分がアップロードした資料だけを”教科書”にして、その中身について答えてくれるAI」 です。
一般的なChatGPTやGeminiは、インターネット全体の膨大な知識から「それっぽい答え」を作ります。便利な反面、中学受験の細かい知識になると、平気で間違った年号や解法を”自信満々に”答えることがあります。これがいわゆるハルシネーション(もっともらしい嘘)です。
一方NotebookLMは、あなたが読み込ませた テキスト・過去問・お子さんの間違いノート「だけ」 を情報源にします。答えには「どの資料の何ページを根拠にしたか」まで示されるので、親が根拠をすぐ確認できるのです。
| NotebookLM | 一般的なチャットAI(ChatGPT等) | |
| 情報源 | 自分が渡した資料だけ | ネット全体の知識 |
| 嘘(誤答)のリスク | 低い(資料内で完結) | 中学受験の細部では高め |
| 根拠の確認 | できる(出典を表示) | しにくい |
| 中受での使いどころ | 復習・暗記・解説の言い換え | アイデア出し・下調べ |

なるほど!「ネットの物知りな人」じゃなくて、「うちのテキストを丸暗記した専属の家庭教師」を作れるイメージなのね。それなら安心して子どもに触らせられるかも。
つまりNotebookLMは、「我が子のテキスト専用にカスタムされたAI相棒」を無料で作れるツールなんです。
【実践】我が家のNotebookLM活用法5選
使い方はとても簡単。まずは3ステップで準備します。
STEP1 : NotebookLM(無料・Googleアカウントでログイン)を開く
STEP2 :「ソースを追加」から、テキストや間違い問題のPDF・画像をアップロード
STEP3 : チャット欄に「この範囲から確認テストを作って」などと指示するだけ
ここからが本番。我が家で「これは効いた!」という活用法を5つ紹介します。
活用1:一問一答・確認テストを”無限に”自動生成
読み込ませた単元に対して、「この資料から一問一答を10問作って」「間違えやすいポイントを突く問題を5問」とお願いするだけ。市販の問題集とは別に、手持ちのテキストにピッタリ沿った確認テストがいくらでも作れます。
活用2:「なぜこの解法になるの?」を”資料の言葉で”説明させる
親が説明できない難問も、「この解説を、小学6年生にわかるように別の言い方で説明して」と頼めます。ネットの解法ではなく、あくまで塾のテキストの解法に沿って噛み砕いてくれるのが安心ポイントです。
活用3:「音声概要」で”聞く復習”に変える(通塾電車が勉強時間に)
NotebookLMの目玉機能が 「音声概要(Audio Overview)」。読み込ませた資料を、AIが2人の話者で”対談ラジオ”のように解説してくれます。
これをスマホに入れておけば、塾への行き帰りの電車が、まるごと”ながら復習”の時間に変わります。机に向かう気力がない日でも、耳からなら知識に触れられる。我が家の次男は、これで苦手だった歴史の流れをつかみました。
活用4:バラバラな「間違いノート」を整理・分類させる
撮りためた間違い問題を読み込ませ、「単元ごとに分類して、共通する弱点を教えて」と指示。親が手作業でやっていた”弱点の可視化”を、一瞬でやってくれます。ちくわ(夫)いわく「これは立派なデータ分析だ」とのこと。
活用5:社会・理科の暗記を”問い直し”で定着させる
暗記単元は、読むだけでは頭に入りません。資料を入れて「私が答えるので、ランダムに口頭で質問して」と使えば、AIを相手にした一問一答の壁打ちができます。

「もう一回説明して」を、嫌な顔ひとつせず何度でもやってくれる。これ、親のわたしには一番マネできないことでした(涙)
使うための”最初の一歩”=手持ち資料のデジタル化
ここまで読んで「よし、やってみよう!」と思った方が、最初にぶつかる壁があります。それは、紙のテキストやプリントは、そのままではAIに読み込ませられないということ。
……AI活用の成否は、実は”入力”の質で9割決まる。紙の資料をいかにきれいにデジタル化(PDF化)できるかが、最初のボトルネックだ。スマホ撮影でも一応いけるが、枚数が多いと現実的じゃない。
我が家が「有名中のコピー」でも痛感したとおり、中学受験はとにかく紙の量が膨大です。これを1枚ずつスマホで撮るのは非現実的。ここで活躍するのが、両面を高速で読み取れる ドキュメントスキャナ(ScanSnapなど) です。プリントを一気にPDF化できると、NotebookLM活用のハードルが一気に下がります。
【ひとことだけ注意】 スキャンした塾のテキストや過去問は、あくまでご家庭内での学習利用の範囲にとどめてください。SNSへのアップロードや第三者との共有は著作権の問題があります。「我が子の復習のためだけに使う」を徹底しましょう。
ここが本題。「AIに任せてはいけない一線」
さて、ここまでAIの便利さをお伝えしてきましたが……教育熱心なあなたほど、こう感じているはずです。

「便利なのはわかった。でも、AIに頼りすぎて、肝心の”思考力”が育たなくなったら本末転倒じゃない…?」
その不安は、まったく正しいです。我が家が試行錯誤の末にたどり着いた「AIに任せてはいけない3つの一線」を共有します。
一線①:記述問題の”採点”と”部分点”の判断
中学受験の記述問題は、「どこまで書けていれば何点」という採点基準が学校ごとに独特です。AIは模範解答こそ出せますが、お子さんの答案を見て「この表現なら部分点が来る/来ない」という微妙な線引きは、正確にはできません。ここを誤って覚えると、本番で大きく損をします。
一線②:「何を・どの順で」やらせるかの”戦略設計”
AIは「聞かれたこと」には答えますが、膨大な教材の中から”今のこの子に必要な問題を、正しい順番で選ぶ”という取捨選択はできません。特に6年生後期の過去問や、夏の有名中の優先順位づけは、合否を分ける最重要ポイント。ここは情報量と経験がものを言う領域です。
一線③:思考のプロセスを”奪わない”使い方
一番大事な一線がこれ。AIを「答えをすぐ教えてくれる便利な機械」にしてしまうと、子どもは考えることをやめます。我が家では、AIは「自分で考えたあとの、確認・復習の相棒」と位置づけ、ルールを決めて使わせました。
<我が家のAI活用3か条>
- わからない問題は、まず自分で5分考えてからAIに聞く
- AIの答えは「正解」ではなく 「もう一つの意見」 として扱う
- 答案の採点と、やる問題の優先順位づけは、塾の先生など「人の目」で確認してもらう

……結論はシンプルだ。AIは「復習と暗記の相棒」に徹底させる。答案の妥当性と、やる問題の優先順位づけは、人間のプロが最後に握る。 この役割分担こそが、費用対効果の最も高い”戦略的な布陣”だ。
【低学年・算数が苦手な子へ】”土台づくり”は、AIが出題を最適化する教材が近道
ここまでのNotebookLM活用法は、実は 「すでに手元にある教材を、効率よく復習する」 ための使い方です。裏を返すと、次のようなお子さんには、復習の相棒より”ひとつ前の段階”が必要になります。
- まだ受験勉強を本格的に始めていない 低学年・未就学 のお子さん
- そもそも 算数が苦手で、計算力や図形感覚といった”土台”から不安 なお子さん
- 上の子の受験を見て、下の子は早めに算数だけでも先取りさせたい と考えているご家庭

すごくわかります…。長男の反省から「次男は早めに算数だけでも」と思っていました。でも低学年に難しい問題集を与えても、算数を嫌いになるだけなんですよね(涙)。
こういう「土台づくり」の段階でこそ力を発揮するのが、お子さんの学習データをAIが分析して”ちょうどいい問題”を自動で出題してくれるタブレット教材です。中でも、この記事のテーマ(=AIによる学習の最適化)とど真ん中で重なるのが 【RISU算数】 です。
RISU算数の一番の特長は 「無学年制」。学年の枠にとらわれず、AIがお子さんの理解度データを分析して、簡単すぎず難しすぎない”ちょうどいい”レベルの問題を出し続けます。しかも、つまずきを検知すると 東大生などトップ大学生のチューターが、解説動画やメールで個別にフォローしてくれる。「親が教えると喧嘩になる」という、我が家が一番苦しんだあの問題を、仕組みで回避できる設計なんです。

……算数は”苦手ポイント”が子どもごとにバラバラな科目だ。だからこそ、画一的なドリルより、データで一人ひとりに最適化するアプローチが理にかなっている。低学年のうちに「算数=楽しい」という成功体験を積ませられれば、その後の投資対効果は絶大だ。
そして、一番気になるのは「で、実績は?」というところですよね。RISU公式の発表によると、次のような実績があるそうです。
- SAPIXの組分けテストで日本1位、四谷大塚・全国統一小学生テストでも日本1位の利用者を輩出(RISU調べ・2018〜2025年)
- 灘・開成・桜蔭・渋谷教育学園幕張など、難関中学の合格者も多数
- 算数検定の飛び級合格や、算数オリンピックのメダル獲得者も
※出典:RISU公式サイト(各塾・団体主催の公開テスト・模試での成績/2018〜2025年 同社調べ)
もちろんこれはうまくいったご家庭の実績ですが、「データで一人ひとりに最適化する」というアプローチそのものが、我が家が街選びでやってきた「データで賢く選ぶ」考え方とまったく同じ発想なのが、個人的にはとても腑に落ちました。
いきなり本契約は不安……という方も安心なのが、1週間のお試し体験があること。ただ、お試しはあくまで「お子さんに合うかを確かめる期間」です。RISUの真価は、AIがデータを蓄積して、その子専用に最適化されていくところにあるので、続けてこそ効果が出ます。
「算数だけは、なんとかしてあげたい」——そう思うなら、低学年のうちに手を打つのが結局いちばん早いです。

「親が教える」以外の選択肢を、低学年のうちから持っておく。これ、上の子で消耗しきった私が、下の子育児で一番やっておけばよかったと思うことです。
\ 申込時クーポンコード「msm07a」でお得に /
※1週間のお試し体験も可能です
結論:AIは「相棒」、戦略は「プロ」。この役割分担が最強
無料のAIは、親の丸付け負担を減らし、子どもの復習の相棒になる、本当に優秀なツールです。でも、AIには「今のこの子に、何を、どの順でやらせるべきか」という戦略の設計まではできません。 そして皮肉なことに、そここそが、親が一番悩み、合否を分ける部分なのです。
我が家も、まさにこの「取捨選択」で親子ともに限界を迎え、最終的にSAPIX生を知り尽くしたプロの個別指導の力を借りることにしました。

AIで日々の復習は回せるようになった。でも「じゃあ、この子は次に何を優先すべき?」という一番知りたい問いには、AIは答えをくれなかったんです。
そんな我が家が頼ったのが、SAPIX生の利用も多いオンライン個別指導 『トウコベPRIME』 です。最難関を突破したプロ講師が、AIには絶対にできない 「我が子専用の戦略設計」——つまり「どの問題を、どの順で解くべきか」「この答案は本番で通用するか」を、一緒に考えてくれます。
たとえば、こんなモヤモヤを相談できます
- 「AIで復習はできてるけど、次に何を優先させればいい?」
- 「この記述の答案、本番で点が来るのか自信がない」
- 「6年生後期の過去問と塾の宿題、どう取捨選択すればいい?」
今なら 無料のオンライン受験相談&お試し授業 を実施中。「AIをどう学習に組み込むか」も含めて、プロに一度整理してもらうだけで、驚くほど気持ちが軽くなります。無理な勧誘は一切ないので、親子で抱え込んでしまう前に、まずは無料相談で”戦略の壁打ち”をしてみてくださいね!
まとめ:AIを”賢い相棒”にして、親子で笑顔の受験期を
最後に、ここまで登場した「3つの手段」を、お子さんの状況別に整理しておきます。全部を使う必要はありません。今のわが子に合う”1つ”からで大丈夫です。
お子さんの状況別・使い分けの目安
| こんなご家庭に | おすすめの手段 | 役割 |
| 低学年・未就学/算数の土台や先取りから始めたい | RISU算数(AIタブレット教材) | 土台づくり・苦手克服を自動最適化 |
| すでに塾で走っている/手持ち教材を効率よく復習したい | NotebookLM(無料AI) | 日々の復習・暗記の相棒 |
| 高学年/記述の採点や”何をどの順で”の戦略に迷う | プロの個別指導(トウコベPRIME) | 戦略設計・答案チェック |
そして、この記事のポイントをおさらいします。
【この記事のポイント】
- NotebookLMは「資料の中だけで答える」から、中学受験と相性抜群
- 一問一答・解説の言い換え・音声概要での”聞く復習”が特に効く
- 使う前提として、資料のデジタル化(スキャン)が最初の一歩
- ただし「採点・戦略・思考プロセス」の一線はAIに渡さない
- AIは”相棒”、戦略設計は”プロ”。役割分担が合格への最短ルート
生成AIは、うまく使えば「親の負担」と「子どもの孤独な復習」の両方を救ってくれます。でも、頼りすぎず、人間にしかできない部分は人間(時にはプロ)が握る。その線引きさえ間違えなければ、AIは中学受験の心強い味方になってくれるはずです。
我が家の暗黒期のように、親子で抱え込んで潰れてしまう前に。かしこく手を抜けるところは手を抜いて、笑顔で長い受験生活を乗り切りましょう!